このインタビュー記事では、長年の体調不良に悩まされ、腸内フローラ移植を選択したTさんの体験談をご紹介します。ルークスクリニックでの治療を経て、Tさんの体調や生活にどのような変化があったのか、そして日々の健康維持のためにどのような工夫をされているのかお話をお伺いしました。
プロフィール
・疾患名:過敏性腸症候群/自律神経失調症
・移植期間:2025/04/03〜2025/04/25
・移植回数:3回コース
・移植担当医療機関:ルークス芦屋クリニック
インタビュー
ルークス芦屋クリニックを受診したきっかけは?
Tさん: もともと逆流性食道炎と過敏性腸症候群にひどく悩んでおり、以前通っていた病院では胃酸を抑える薬ばかりで根本的な解決にはなりませんでした。インターネットでルークス芦屋クリニックを知り、ホームページでSIBO(小腸内細菌異常増殖症)などのメカニズムが詳しく書かれていたので、費用は高額でした(自由診療であるため)が、受診してみようと思いました。初めてFMT(腸内フローラ移植)について聞いた時は、他人の便を入れることに少し驚きましたが、説明を読んで納得し、抵抗はありませんでした。健康に関する悩みが深く、色々と調べていたため、比較的に理解はスムーズでした。
主な症状と、その変化はいかがですか?
Tさん: ここ数年で一番の悩みはお腹にガスが溜まることでした。移植後、このガス溜まりは「ちょっと軽減した感じ」で、特にげっぷはだいぶ減ったと感じています。食事については移植前からかなり気を遣っていました。
しかし、症状が安定しているわけではなく、良くなったりぶり返したりを繰り返しているのが現状です。移植直後は一時的に非常に良くなったと感じましたが、まだ良くない時もあります。
腸内フローラバランス検査を受けようと思った理由を教えてください。
Tさん: ルークスクリニックを初めて訪れた際、様々な検査があると聞き、この際気になることは全て調べておこうと思いました。費用は高いものの、自分のフローラバランスが可視化できることに魅力を感じ、検査を受けることにしました。
睡眠の質はどうですか?
Tさん: 一時期は睡眠の質が上がったと感じましたが、今はあまり良くありません。寝つきは良いものの、途中で起きたり、朝早く目覚めてしまうことがあります。湿度や温度の上昇といった環境要因も影響していると感じています。
Tさんが腸内環境を整えるために続けていること
・色々な食材を摂取する。
・食物繊維をたくさん摂る。
・小麦、乳製品、精製糖、人工甘味料などを避ける。
・よく寝る。エアロビなど適度に運動するなど。
・自分に厳しくしすぎない。
最後に
Tさんのインタビューからは、腸内フローラ移植が長年の体調不良に対し、単なる対症療法ではない、根本的な改善の可能性を秘めていることがうかがえます。ガス症状の軽減など一部改善が見られるものの、全体としては良くなったりぶり返したりを繰り返す経過をたどっているの現状です。
腸内フローラ移植は、症状の改善も「右肩上がり」ではなく、良くなったりぶり返したりを繰り返しながら徐々に安定に向かっていくことがあります。それでも、移植によって一度定着した菌がなくなることはなく、適切なケアによって育てていく意識が重要だとされています。
Tさん、貴重なお話をありがとうございました。
※本記事はあくまでもTさん個人の体験談です。治療効果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。具体的な治療については必ず専門医とご相談ください