腸内フローラ移植のよくある質問

腸内細菌叢移植(FMT)について、多く寄せられる質問をまとめています。
ここでは、仕組み・国内外での研究状況・受診時に確認しておきたいポイント を中心に、初めて腸内細菌叢移植(FMT)を検討される方向けの基本情報を紹介します。
個別の適応や進め方は、医師の診察により判断されます。

腸内フローラ移植(FMT)の基本について

腸内フローラ移植(FMT)は、健康な腸内細菌を別の人の腸へ届ける医療行為で、自由診療として実施されています。仕組みや方法は医療機関により異なり、NanoGAS®-FMTでは独自の工程管理を取り入れています。

→ 詳しくはこちら:腸内フローラ移植とは

FMTは “Fecal Microbiota Transplantation” の略で、日本語では「腸内細菌叢移植」「腸内フローラ移植」などとも呼ばれます。
健康なドナーの腸内細菌をカプセルや液体などの方法で届けることで、腸内細菌叢の構成を調整する医療行為です。

腸内フローラ(腸内細菌叢)は、腸内に存在する多様な菌の集まりを指す総称です。
「フローラ(flora)」という言葉は “花畑” のように多様な菌が共生しているイメージから名付けられています。

FMTでは健康な腸内細菌を腸へ届け、腸内細菌叢の構成を変化させることを目的とします。
腸内細菌叢の変化は個人差があり、どのように変化するかは一律ではありません。
国内外で腸内細菌叢と健康の関係について研究が進められています。

日本ではFMTは保険適用外であり、主に自由診療および臨床研究として実施されています。
国立研究機関や大学病院での研究が進められていますが、医薬品としての正式承認はまだ得られていません。

アメリカでは、再発性CDIに対してFMTがFDAの承認を得て使用されています。
オーストラリアや欧州では、便バンク制度や治験が進められ、国により制度化の程度が異なります。
2022年には、オーストラリアでFMT関連製剤が承認されました(用途は国ごとに異なります)。

適応・通院・費用について

腸内フローラ移植(FMT)は自由診療として実施されており、適応判断・回数・費用は医療機関ごとに異なります。
詳細な可否は診察を通じて医師が判断します。

→ 詳しくはこちら:腸内フローラ移植にかかる費用

    すべての方が受けられるわけではありません。
    既往歴・服薬状況・感染症の有無などを確認したうえで、医師が実施可否を判断します。
    まずは提携医療機関での診察が必要です。

    海外で多く研究されている疾患領域には、以下のようなものがあります。

    • 再発性CDI
    • 潰瘍性大腸炎
    • 過敏性腸症候群
    • ASD
    • アレルギー関連疾患
    • ほか、腸内細菌叢との関連が研究されている疾患領域

    ただし、効果や適応は個別に異なるため、診察での確認が必要です。

    移植の回数・間隔は、診察内容や医療機関の方針により異なります。
    診察後に個別のスケジュールが案内されます。

    併用の可否は、現在受けている治療内容(薬・サプリなど)を確認したうえで医師が判断します。
    診察時に詳細をお伝えください。

    人数や統計情報は、医療機関の運用状況により異なります。
    最新情報は、公式サイト(症例データ・研究情報・腸内環境コラムなど)でご確認いただけます。

    効果や経過の捉え方は個人差があります。
    腸内細菌叢は生活習慣の影響も受けるため、経過観察やフォローアップが推奨されます。

    費用は、実施回数・検査項目・医療機関の方針などにより異なります。
    詳細は医療機関から個別に案内されます。
    当サイトの「腸内細菌叢移植にかかる費用」ページでも構成要素について紹介しています。

    現時点では、国内でのFMTは保険適用外の自由診療です。

    可能です。
    提携医療機関では「診察のみ」「相談のみ」の予約ができます。
    海外在住の方は、当サイトのお問い合わせフォームからご連絡ください。

    提携医療機関にて別途問診料が発生いたします。

    腸内フローラ移植(FMT)は外来で実施される医療行為です。
    詳細な流れや所要時間は医療機関により異なります。

    可能ですが、初診・検査・移植のため複数回の来院が必要になる場合があります。
    日程調整の可否は医療機関により異なります。

    副作用によるリスクはゼロではありません。
    一時的な腹部の張り・便通変化などの体調変化がみられることがあります。
    異変がある場合は、速やかに医療機関へご相談ください。

腸内フローラ移植を受けるまでの流れ・準備

腸内フローラ移植(FMT)を行うまでには、初診・検査・診察結果の確認など、いくつかの段階があります。
NanoGAS®-FMTでは、抗菌剤を前処置として使用しない手順を採用し、検査結果や体調を確認しながら段階的に進めていきます。

→ 詳しくはこちら:初診から移植までの流れ

    腸内フローラ移植(FMT)に至る一般的な流れは、次のようなステップです。

    1. 提携医療機関に予約
    2. 初診・問診・必要な検査
    3. 医師による実施可否の判断
    4. 説明、移植費用入金
    5. 移植スケジュールの決定
    6. 移植承諾書の提出
    7. 腸内フローラ移植(FMT)の実施

    詳しくは「初診から移植までの流れ」ページをご覧ください。

    初診予約から初回移植までの期間は、検査内容やドナー便の準備、医療機関の予約状況などによって異なりますが、
    目安として2ヶ月程度かかることがあります。

    海外から来日して移植を受ける場合は、移植費用の入金確認後、準備や調整に時間を要するため、
    初回移植までは平均6カ月程度、短い場合でも4カ月前後を見込んでいただく必要があります。

    移植の実施に進むためには、医療機関での診察後、以下のような手続きが必要となります。

    • 医師による適応の確認
    • 「移植承諾書」への署名
    • 移植費用の入金
    • 初回移植日程の調整・確定

    これらの詳細は、診察後に医療機関から個別に案内されます。

    便を提出していただいてから
    通常1ヶ月半〜2ヶ月後に、診察時などで結果の説明が行われます。

    はい。検査結果は担当医師から説明が行われ、その内容を確認することができます。
    結果のコピーなどを希望される場合は、診察時に医療機関へお申し出ください。

腸内フローラ移植当日について

移植当日は、あらかじめ説明された方法で菌液が投与されます。
終了後は、医師の指示に従って一定時間の経過観察を行い、その後の過ごし方について説明を受けます

    具体的な注意事項は、通院先の医療機関から個別に案内されます。

    痛みの感じ方には個人差があります。
    不安がある場合は、診察時にあらかじめ確認しておくことをお勧めします。

    移植にかかる時間は、方法や準備内容によって異なりますが、診察・準備・説明を含めて、おおよそ10〜20分程度を要することが多いです。

    所要時間や当日の流れについては、医療機関からの案内に従ってください。

    生理中であっても移植が可能な場合はありますが、体調や疾患の種類によって判断が異なります。
    不安がある場合は、事前に医師へ相談し、必要に応じて日程調整を行ってください。

治療後・フォローアップについて

腸内フローラ移植(FMT)を実施した後は、体調の変化や腸内環境の状態について、医師と相談しながら確認していきます。
生活習慣や食事内容は腸内環境に影響を与えるため、必要に応じて医師から日常の過ごし方に関するアドバイスが行われることがあります。

    移植後の過ごし方については、医療機関から個別に案内がありますが、一般的には以下のような点に注意が促される場合があります。

    • 移植後しばらくは、激しい運動や飲酒、暴飲暴食を控えることが推奨されることがあります
    • 整腸剤・抗生物質などの服用は、医師の指示に従ってください
    • 特別な注意事項がある場合は、当日の診察時に医師から説明があります

    具体的な指示は医療機関によって異なるため、説明内容を優先してください。

    再検査の有無やタイミングは、症状や経過によって異なります。
    移植終了 2週間後を目安に腸内フローラバランス検査が行われることがありますが、個別の判断は担当医師が説明します。

    腸内環境の変化の持続期間には個人差があります。
    また、食事・睡眠・ストレス管理などの日常習慣でも腸内環境は変化するため、普段の生活を整えることが大切です。

    経過を確認する目的で、数カ月ごとのフォローアップ検査が案内されることもあります。

    追加の移植については、症状の変化や検査結果を踏まえて、医師が必要性を判断します。
    希望される場合でも、実施間隔や回数には基準が設けられているため、自己判断ではなく必ず医療機関へご相談ください。

    移植後、一時的に体調の波が生じることがあります。
    これは「リバウンド」と呼ばれることがあり、腸内環境が変化する過程で起こる可能性があります。

    持続する場合や気になる症状がある場合は、医療機関に相談してください。

ドナー・安全管理について

当社独自の技術であるNanoGAS®水を使った腸内細菌叢移植(NanoGAS®-FMT)では、提携ドナーバンクにおける検査・管理体制に基づき、ドナーの健康状態や感染症リスクに関する審査が行われています。
菌液は専用の設備で製造・管理され、品質や検査情報が記録されています。

→ 詳しくはこちら:ドナーの健康状態の管理
https://fmt-japan.org/technical-features/japanbiome

    便バンクとは、腸内フローラ移植(FMT)を行うためのドナー便を、医療機関へ提供することを目的とした組織です。
    複数の医療機関が便バンクを介してドナー便を利用することで、安定的な供給が可能になります。

    ドナーバンク「Japanbiome®(ジャパンバイオーム)」は、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会が運営しています。

    Japanbiome®は、腸内フローラ移植(FMT)に使用するためのドナー便を供給する国内の民間ドナーバンクです。
    登録ドナーは、血液検査・便検査・生活習慣に関する問診など、定期的な審査基準を満たした方によって構成されています。

    また、医療機関と連携し、患者さんの状態に応じたドナー選定が行われる仕組みが整備されています。
    詳細はこちら:
    https://fmt-japan.org/technical-features/japanbiome

    菌液とは、ドナーバンクで提供されたドナー便を適切な溶媒に懸濁した液体です。
    腸内フローラ移植(FMT)では、この菌液を医療機関で説明された方法に沿って投与します。
    NanoGAS®-FMTでは、溶媒としてNanoGAS®水が使用されています。

    NanoGAS®水とは、ナノサイズの微細気泡(ナノバブル)が均一に分散した水で、腸内フローラ移植(NanoGAS®-FMT)で原液の溶媒として使用されています。

    有害事象とは、医薬品投与や治療の後に起きた、あらゆる健康状態の問題を指します。
    「副作用」は治療内容との因果関係が認められるものを指し、「有害事象」は因果関係の有無にかかわらず幅広く記録されます。

    腸内フローラ移植(NanoGAS®-FMT)を実施する際には、有害事象の報告状況や管理体制について、医療機関とドナーバンクが連携して確認しています。

    腸内フローラ移植のよくある質問まとめ

    腸内フローラ移植(FMT)は、医療機関での診察にもとづき、個別に進められる医療行為です。
    疑問や不安がある場合は、まず提携医療機関へご相談ください。
    医師が状態を確認したうえで、進め方やスケジュールについて丁寧に案内します。

    → 提携医療機関のご案内はこちら
    https://fmt.sym-biosis.co.jp/transplantation/partner

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