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症例別FMTその他疾患

患者さんの声「不安な気持ちが少なくなって、物の考え方が変わってきた」

その他疾患

2023.06.14

非転移性去勢抵抗性前立腺癌の方に、患者さんの声をいただきました。

「腸内フローラ移植前は、気持ちが塞いで、癌でいつ死ぬのか?とばかり考えてネガティブな気持ちだったが、腸内フローラ移植後は少しずつ不安な気持ちが少なくなって来た様に感じる。」とお答えいただきました。

【プロフィール】
疾患名:非転移性去勢抵抗性前立腺癌
移植期間:2022年2月17日~2023年2月21日 
移植回数:8回 
移植担当医療機関:医療法人仁善会 田中クリニック

Q1.当研究会の腸内フローラ移植を受ける決め手となった理由は何ですか?

私の信頼する北海道の有馬よう子先生から田中クリニック院長の田中善先生をご紹介して頂いた折、私の今患っている前立腺癌の統合医療(代替医療)に寄与してもらえると信じて受ける決め手となりました。

Q2.移植申込から移植終了後まで、医療機関の説明やサポートは十分でしたか?

腸内フローラ移植、その後の便検査の手続きは窓口のクリニックからすべきなのか?腸内フローラ移植臨床研究会事務局にフローラ移植のお願いを最初にすべきなのかが今尚ハッキリしない点です。

Q3.移植を経て、お悩みのご症状がどのように変化しましたか? 

前立腺癌については、標準治療でダビンチ手術後、生検でグリーソン分類5+4の超高リスク、pT3bとなりその後、ADT(リュープリン)の継続となりました。しかしながら1年10ヶ月後にnm-CRPC(去勢抵抗性前立腺癌)になり、抗アンドロゲン薬(カソデックス)追加。それでも主治医からもっと強いARATの中のエンザルタミドの必要性を言われて落ち込む中、腸内フローラ移植開始。

不安やネガティブな物に対する考え方が変わって来た気が致します。

腸内フローラ移植前は、気持ちが塞いで、癌でいつ死ぬのか?とばかり考えてネガティブな気持ちでしたが、腸内フローラ移植後は少しずつ不安な気持ちが少なくなって来た様に感じます。

ただ残念な事は、腸内フローラ移植を続けていても、腫瘍マーカーのPSAはARATのエンザルタミドとADTリュープリンを続けているのにも関わらず、徐々に上昇して来ている事です。

主治医からは、次、標準治療で出来る事は抗がん剤のドセタキセルしか無いと言われています。

もしそれを受け入れてしまうと、副作用に手指の痺れがあり、私は歯科医師なので、仕事が出来なくなり閉院せざるを得ない事を告げたら主治医からはその事については否定はしない、私が同じ立場なら抗がん剤はやらないと思うと返されました。

今は腸内フローラ移植8回を行った後ですが、メンタル面では以前程落ち込みは無い点は有り難く思います。

でも、もし可能であれば、腸内フローラ移植により、PSAも下降して、測定器機限界値0.006以下に持って行ければ幸いです。今、3月現在はPSA0.056です。微増の状況です。

Q4.移植によってご自身の仲間となった腸内細菌たちを維持するため、移植後も心がけている生活習慣や考え方があればぜひ教えてください。

生活習慣としては、食事については、出来るだけ可能な範囲で、手作りの物を食べる事、勿論身体がエンザルタミドの副作用で怠くなり動けなかったり、出先で外食せざるを得ない時もありますから無理な事もありますが、私の場合には、ホルモン系の癌なので絶対牛乳、牛肉は今の飼育の段階でいくら国産であろうとホルモン剤を注射していると知り、牛乳、乳製品、牛肉は摂らない様にしています。又ストレスは一番良くないので、極力心を大らかにして暮らす事を心がけ、その為には、仕事も少しの患者さんだけ一日治療に当たっています。

脳腸相関の考え方で明るく気持ちを保つ。

水素水、水も独自に調べた宮崎市小林町の奇跡の水を取り寄せて決して水道水は口にしません。塩素が水道水に含まれているからです。又水道水を温めるとトリハロメタンが発生して発癌性があるので、口にしません。又腸内細菌に良い様に、プレバイオティクスとして、東京大学薬学部が研究した免疫活性乳酸菌11-1を服用しています。

癌には結局は自己の免疫力をいかに高くするかが大事な事なので、免疫力を上げる為の努力と慢性炎症を抑える為の抗酸化作用として、松の葉を食べて、水素水も飲んでいます。お風呂で水素温浴をしています。

ボディーソープやシャンプーには猛毒のラウリル硫酸ナトリウムとかラウレス数字、スルフォン酸などが含まれている事を知って今は、湯シャンのみにしています。その他ルーティンにやっている事は山ほどありますが、この辺りで。

Q5.これから移植を行う方、移植を迷っている方にひと言お願いします。

決して悪い方向には行くはずもなく、一番大切な心の問題が明るくなり、不安、恐れ、恐怖などは取り除いてくれるので、それは大切な事なので、薦めたいと思います。

Q6.移植の便を提供したドナーへメッセージをお願いします。

有り難く本当に感謝しております。本当にありがとうございます。

Q7.その他、ご感想やご意見・ご要望等何でもお聞かせください。

できれば、腸内フローラ移植前後の考察として、食事記録や、体温記録などもやっていますので、どういう食事が良いかとか、どういう生活習慣にした方が良いとか、もう少し具体的に考察から導き出したご意見も頂きたいです。

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