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腸内細菌 その他

腸内細菌の異常発酵が健康に与える影響

腸内細菌 その他

2025.06.16

腸内細菌は私たちの健康に大きな影響を与える存在です。腸内には多様な細菌が住んでおり、これらが正常に働くことで消化や免疫機能をサポートしています。しかし、ストレスや不規則な食生活が原因で腸内細菌のバランスが崩れると、異常発酵が起こることがあります。腸内環境の乱れは免疫力の低下や感染症のリスクを高める要因にもなるため、注意が必要です。

腸内細菌とは何か

腸内細菌とは、主に腸管に生息する微生物のことを指します。人間の腸には約100兆個もの細菌が住んでおり、その種類はおよそ1000種類以上存在しています。これらの細菌は、善玉菌や悪玉菌などに分類されており、腸内の健康を維持するために重要な役割を果たしています。

腸内細菌は、食べ物の消化や栄養素の吸収を助け、さらには免疫機能をサポートするなど、私たちの体にとって不可欠な存在です。また、腸内での発酵過程を通じて、ビタミンや短鎖脂肪酸などの有益な物質が生成され、これが全身の健康に寄与します。

しかし、腸内細菌のバランスが崩れると、消化不良や不快感を引き起こす原因となるため、日頃から健康的な食生活を心がけ、腸内環境を整えることが大切です。

腸内細菌の種類

腸内細菌は、大きく分けて善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類に分類されます。

まず、善玉菌は腸内環境を整えるために必要な働きをします。代表的な菌には、ラクトバチルスやビフィズス菌があり、これらは消化を助け、有害物質の排出を促進します。又、免疫機能の向上にも寄与しているため、健康維持に欠かせません。

次に悪玉菌は、腸内環境が乱れたときに増殖しやすい菌で、代表には大腸菌やウェルシュ菌があります。これらは有害な物質を生成し、腸の働きを悪化させるため、できるだけ抑制することが望ましいです。

最後に日和見菌は、善玉菌と悪玉菌の割合によって性質が変わる菌たちです。状況に応じて良い働きをすることもあれば、逆に悪影響を及ぼすこともあるため、腸内環境のバランスが重要です。

異常発酵とは

通常、腸内細菌は食物を消化し、必要な栄養素を吸収する役割を担っています。しかし、腸内のバランスが崩れると、特定の細菌が過剰に増え、異常発酵し、有害なガスや毒素が生成されることがあります。

異常発酵の定義

異常発酵の定義とは、腸内で食物が通常の消化プロセスを経ずに、特定の細菌によって過剰に発酵される状態を指します。健康な腸内環境では、バランスの取れた腸内細菌が働き、食物を効率よく分解します。しかし、ストレスや不適切な食生活が要因となり、腸内細菌のバランスが崩れると、特定の悪玉菌が優勢になり、異常発酵を引き起こすことがあります。

異常発酵は、腸内でガスや毒素を製造することにつながり、腹部の膨張感や痛み、さらには便秘や下痢といった消化不良の症状を引き起こします。また、腸内環境の乱れは、免疫力の低下や感染症のリスクを高める原因ともなり得ます。

このように、異常発酵は私たちの健康に影響を及ぼす重要な要素です。日常的な生活習慣の見直しを行うことで、腸内環境を整え、異常発酵を防ぐ努力が必要とされます。

異常発酵の原因

異常発酵の原因は多岐にわたりますが、主な要因としては食生活の乱れ、ストレス、そして腸内細菌のバランスの崩れが挙げられます。特に、加工食品や甘いもの、脂肪分の多い食事を摂り過ぎると、腸内で特定の悪玉菌が増殖しやすくなります。

また、食物繊維が不足すると腸内の善玉菌が減り、異常発酵を引き起こす原因となります。これにより、腸内での消化がうまく行われず、有害物質が生成されることがあるのです。

ストレスも無視できない要素です。精神的な負担は腸の働きに影響を与え、結果的に腸内細菌のバランスが崩れる場合があります。日常生活において、これらの要因を捉え、改善することが異常発酵を防ぐためには重要です。

腸内細菌と異常発酵の関連性

腸内細菌は消化過程で重要な役割を果たしており、健康な腸内環境を維持するためには欠かせない存在です。しかし、異常発酵が進行することで、腸内ではガスや有害物質が生成されます。これが腸壁を刺激し、様々な不調を引き起こす要因となります。お腹の張りや消化不良、さらには免疫機能の低下などが見られることがあります。

腸内細菌異常発酵のメカニズム

腸内細菌異常発酵のメカニズムは、腸内の細菌バランスの乱れによって引き起こされる多段階のプロセスです。まず、食事から摂取される食物繊維や糖質が腸内に到達しますが、消化不良や腸内細菌の過剰な増殖があると、これらの成分が正常に分解されません。

次に、悪玉菌が増殖すると、それらの細菌が発酵を促進し、本来は健康に寄与するはずの栄養素が逆に有害物質に変わることがあります。この段階では、ガスや毒素の生成が行われ、お腹の張りや不快感を引き起こします。

さらに、この異常な発酵によって生成される成分は、腸壁を刺激し、腸の透過性を高める要因にもなります。これによって有害な物質が体内に侵入し、さらなる健康障害を引き起こすことも考えられます。

異常発酵による症状と影響

異常発酵は腸内でさまざまな症状を引き起こす原因となります。特に、ガスの生成が増加し、お腹の膨満感や腹痛を引き起こすことが多いです。これらの症状は非常に不快で、常にトイレを探さねばならない不安があるなど、日常生活に影響を及ぼすことがあります。

また、異常発酵によって生成される有毒物質が血流に吸収されることで、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。これにより、頭痛や疲労感、集中力の低下などの全身的な不調が現れることもあります。

さらに、腸内環境の乱れは免疫機能の低下に繋がり、健康な時には問題にならない感染症に対してのリスクが高まることも考えられます。

腸内細菌異常発酵の診断法

腸内細菌の異常発酵を診断するためには、いくつかの方法があります。医療機関での問診ののち、便検査、そして、呼気検査や口腔内検査、血液検査などが行われるでしょう。

検査方法

腸内細菌の異常発酵を診断するための検査方法には、いくつかの選択肢があります。まず、便検査です。便から腸内細菌の種類やその割合を調べることで、異常発酵の状況を把握します。特にプロバイオティクスとして知られる良好な細菌と、有害な細菌のバランスが重要な指標となります。

次に、呼気検査があります。この方法は、腸内での発酵過程で生成されるガスを分析するものです。特定のガスが一定以上に検出されることで、腸内の異常発酵を示唆します。臨床現場では、これらの検査結果を総合的に判断し、適切な対応を行うことが求められます。

そして口腔内検査とは、腸内の状態が口の中にどのように現れているかを確認するための検査です。たとえば、舌苔の状態や口臭、歯周病の有無などが、腸内の発酵異常と関係している場合があります。近年では、口腔内の微生物叢(マイクロバイオーム)を解析することで、腸内環境との相関を調べる研究も進められています。

最後に、血液検査も有効です。腸内の炎症や感染に関連するマーカーを調べることで、健康状態の全体像を明らかにします。これらの検査を通じて、腸内環境を詳しく理解し、適切な治療や生活改善を行うことが可能となります。

診断の流れ

腸内細菌の異常発酵を診断するための流れは、通常いくつかのステップに分かれています。それぞれの所要時間と結果が出る前の時間を挙げていきます。

便検査

  • 所要時間(患者側): 採取自体は数分で完了
  • 検査結果が出るまで: 約1~3営業日(検査内容による)
  • 備考: 自宅で採取 → 医療機関へ提出が一般的で、即日結果は少数派

口腔内検査

  • 所要時間: 約10~15分程度
  • 内容: 口腔内の視診、舌苔や歯周の状態確認、必要に応じて唾液や粘膜のサンプル採取
  • 備考: その場で所見が伝えられることが多く、検査というより“診察”に近い

呼気検査(SIBOなどで行う水素・メタンガス測定)

  • 所要時間: 約1.5~3時間
  • 内容: 検査前の絶食 → 糖類摂取 → 約15~30分ごとに呼気を採取
  • 備考: 検査中は院内待機が必要。時間をかけて何度も採取するタイプの検査

血液検査

  • 所要時間(採血): 約5~10分
  • 結果が出るまで: 即日(簡易検査)~ 数日(詳しい項目の外注検査)
  • 備考: CRPや白血球数など、炎症マーカーやビタミンB群などの栄養指標が対象になることが多い

異常発酵の治療法

異常発酵の治療法は、腸内環境を整えることが中心となります。

治療の選択肢

異常発酵の治療には、いくつかの選択肢があります。まず、食事療法が基本です。腸内フローラを育てるために、発酵食品や食物繊維を多く含む食材を意識的に摂取することが推奨されます。これにより、腸内の善玉菌を増やし、異常発酵を改善することが期待できます。

次に、サプリメントの利用も考えられます。プロバイオティクスやプレバイオティクスは、腸内環境を整えるために有効な成分です。自分に合った商品を選ぶ際は、専門家に相談することが大切です。

さらに、医療機関での治療も視野に入れましょう。腸内細菌の状態を詳しく調べ、必要に応じて薬物治療やカウンセリングを受けることができます。自身の状態に合った最適な治療法を見つけることが重要です。

生活習慣による予防

生活習慣は腸内環境に大きな影響を及ぼします。規則正しい生活を心がけることで、腸内細菌のバランスを整えることができます。

運動の重要性

運動は腸内環境を良好に保つために非常に重要な要素です。たった数分でも適度な運動は腸の動きを活発にし、消化機能を向上させる効果があります。体を動かすことで血流がよくなり、腸の働きが促進されるため、便秘の解消や腹部の不快感を改善することが期待できます。

働く人が忙しくてもできる!5〜10分でできる腸活運動は下記の通りです。

  1. その場ウォーキング(もしくは階段昇降)
    移動の時にエレベーターをやめて階段を使うだけでも腸は喜ぶ。膝を高めに上げてリズム良く。
  2. 腹式呼吸+ツイスト体操
    デスクでこっそりできる!背筋を伸ばして息を深く吸いながら、ゆっくり左右にウエストをひねるだけ。内臓マッサージ効果あり。
  3. 椅子スクワット(イスに座るフリ運動)
    オフィスのイスを使って、座る→立つをゆっくり10回。太ももと腹圧が鍛えられて腸に刺激がいく。
  4. かかと上げ下げ運動(血流UP)
    コピー待ちや電車待ちの時に、かかとをゆっくり上げて下げて、ふくらはぎを刺激。腸への血流もUP!
  5. 寝る前ストレッチ(腸の夜活)
    仰向けに寝て両膝を胸に引き寄せる「ガス抜きポーズ」。腸の中のガスもスルッと動き出す。


このように、運動は腸内環境に良い影響を与える重要な要素です。健康的な腸を維持するために、ぜひ意識的に運動を取り入れてみてください。

ストレス管理

ストレス管理は腸内環境を整えるために非常に重要です。ストレスがかかると、体はさまざまなホルモンを分泌し、腸の動きが鈍くなることがあります。その結果、消化不良や便秘といった問題が引き起こされ、腸内細菌のバランスも崩れやすくなります。

ストレスを軽減するためには、まず自分なりのリラクゼーション方法を見つけることが大切です。例えば、深呼吸や瞑想、ヨガなどはメンタルを落ち着かせる効果があります。また、趣味の時間を持つことで、日常のストレスを忘れることができ、心の余裕を生むことにもつながります。

友人や家族とのコミュニケーションも有効です。誰かと話すことで気持ちを共有し、ストレスを軽減することができます。さらに、定期的な運動もストレス発散には効果的です。軽いジョギングやウォーキングを取り入れることで、心身の健康を保つことができます。

腸内環境を整えるための食事

腸内環境を整えるためには、腸内細菌が活発に働ける、栄養価の高い食材を取り入れることが重要です。特に、食物繊維や発酵食品を意識的に摂取することで、善玉菌の増加を促すことができます。
例えば、腸内環境を整える食事、腸内環境を整えない食事には下記などがあります。

A:腸内環境を整える食事

  • 朝:納豆ごはんにわかめと豆腐の味噌汁、キウイ1個
  • 昼:もち麦入り玄米ご飯+焼き鮭+ブロッコリーのごま和え
  • 夜:鶏むね肉とキャベツの蒸し煮+トマト豆スープ+黒豆煮物+ヨーグルト

B:腸内環境を整えない食事

  • 朝:コンビニのサンドイッチ+缶コーヒー
  • 昼:揚げ物定食やどんぶり定食
  • 夜:パスタ+スイーツ+ビール

おすすめの食品

腸内環境を整えるためにおすすめの食品をご紹介します。まず、ぬか漬けです。ぬか床で発酵させた野菜には植物性乳酸菌が含まれており、毎日の食卓に一品加えるだけで腸内の善玉菌のバランスをサポートします。また、キムチもおすすめです。発酵食品であるキムチには乳酸菌だけでなく食物繊維やビタミンも豊富で、腸内環境を多方面から整える効果があります。

次に、食物繊維が豊富な野菜では、ごぼうやモロヘイヤが特に良いとされています。これらは腸内で水分を吸収して膨らみ、ぜん動運動を促してくれます。さらに、えごまも良い選択です。オメガ3脂肪酸を含むえごまは、腸内の炎症を抑えると同時に、整腸効果のある不溶性食物繊維も含まれています。

果物では、プルーンといちじくが特に推奨されます。プルーンは自然な甘みの中に豊富な食物繊維とソルビトールを含み、便通を助けます。いちじくには腸内で発酵しやすい水溶性食物繊維が含まれており、腸の善玉菌を増やす助けになります。

一方で、コンビニで手軽に買える、腸内環境を整える食品(ヨーグルト・納豆・バナナ以外で)は下記の通りです。

  1. もち麦おにぎり
     → 食物繊維たっぷりで、白米よりも腸の動きをサポート。冷えてもおいしい、糖の吸収もゆるやか。
  2. サラダチキン+海藻サラダ(ドレッシング別添)
     → 高たんぱくで消化にやさしい鶏肉と、水溶性食物繊維が豊富な海藻がベストコンビでお腹もスッキリ。
  3. 焼きいも(カットタイプ or 丸ごと)
     → 意外にレジスタントスターチが豊富で、腸の善玉菌がモリモリで元気になる。
  4. 干し梅(ノンシュガー系)
     → 腸の動きを刺激。食物繊維とクエン酸で整腸+疲労回復にも良い。ただし塩分には注意。
  5. ミックスナッツ(無塩・素焼き)

これらの食品を日常的に取り入れて、内側からスッキリ整った腸内環境を目指しましょう。

避けるべき食品

腸内環境を整えるためには、避けるべき食品にも注意が必要です。まず、加工食品やファーストフードは控えるべきです。これらには糖分や添加物が多く含まれており、腸内細菌のバランスを崩す原因となります。

次に、過剰な脂肪分を含む食品も腸に負担をかけるため、避けることが重要です。特に、トランス脂肪酸を含む食品は腸内細菌に悪影響を与えることがあります。揚げ物やジャンクフードはできるだけ減らしましょう。

さらに、甘い飲み物やスイーツも腸内環境を悪化させるため注意が必要です。砂糖は悪玉菌を増やす要因となり、腸の不調を引き起こすことがあるからです。

腸内環境を守るためには、これらの食品を控え、代わりに栄養バランスの良い食事をとることが大切です。健康的な食生活を心掛け、腸内を健やかに保ちましょう。

まとめ

腸内細菌が健康に与える影響は非常に大きいことが分かりました。腸内の微生物バランスが乱れると、異常発酵が引き起こされ、さまざまな体調不良が生じることがあります。

特に、異常発酵によって生成される有害なガスや毒素は、腸内環境をさらに悪化させ、全身の健康にも悪影響を及ぼすことが明らかです。このような状況を防ぐためには、日常生活の中で腸内細菌を整える工夫が必要です。

具体的には、発酵食品を取り入れたり、食物繊維を豊富に含む食材を意識的に摂取したりすることが効果的です。腸内環境を良好に保つことで、異常発酵を防ぎ、健康を維持する助けになります。皆さまもぜひ、腸内細菌を意識した生活を心掛けてみてください。

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監修者:農学博士 嶋秀明(シンバイオシス株式会社)

公開日:2025年6月20日

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