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学術大会

腸内フローラ移植臨床研究会 第8回学術大会 開催のお知らせ

学術大会

2024.02.29

本年も第8回学術大会を開催いたします。(会場及びオンライン開催)
医療従事者に限らず、一般の方や学生さん等、どなたでもご参加頂けます。

一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会
第8回学術大会

新しい治療の鍵
〜腸内フローラ移植が導く未来〜

2024年9月22日(日)
開始11時 (受付10時)~17時閉会予定

※総会:学術大会前に開催(会員限定)

※懇親会:17時30分開始
     どなたでも御参加いただけます。(先着100名限定)

会場参加される方、全員にお弁当を準備しております。

リーガロイヤルホテル大阪 
〒530-0005 大阪市北区中之島 5-3-68

アクセスはこちら
JR大阪からの無料シャトルバスはこちら
駐車場のご案内はこちら


このたび、一般財団法人腸内フローラ移植臨床研究会は、第8回学術大会を迎えることになりました。移植をお受けいただいた患者様、研究会に所属する医師をはじめ医療関係者、賛助会員の皆様、一般の皆様のご支援、ご協力の賜物と感謝申し上げます。
当研究会は、日本において民間として初めて、組織的に腸内細菌叢移植に取り組んで参りました。昨年5月には、当研究会に所属する医師らによって、5歳から12歳の自閉スペクトラム症のお子さんを対象に、従来法で一般的に用いられる抗菌薬を使用せずに「ナノバブル水(NanoGAS®水)を用いる新規糞便微生物移植法」(新規FMT法)の臨床研究を開始しました。この新規FMT法は、従来の方法とは異なり、前処置としての抗菌薬の投与や腸管洗浄を必要とせず、さらに従来の投与量の約1000分の1の少量の投与で効果を発揮する新しい技術です。
本年、私たちはこの特定臨床研究を無事に終えましたので、その結果を皆様にご報告させていただきます。研究の結果、新規FMT法は自閉スペクトラム症において有望な成果を上げました。また、これらの結果を世界に向けて発信するために、国際論文として発表する予定です。さらに、今後はがんや他の様々な疾患に対しても腸内細菌叢移植の臨床的検証を進めてまいります。
皆様方の多大なるご支援、ご協力を引き続きお願い申し上げます。
10:30  開場
11:00〜 <午前の部>
    開会の挨拶
    代表理事 田中 善(医療法人仁善会田中クリニック理事長)
    がん治療における腸内細菌叢移植の可能性
    萬 憲彰(医療法人医新会よろずクリニック院長)
    腸内フローラ検査とがんの早期発見
    清水 真(シンバイオシス株式会社上席研究員)
    腸内細菌叢移植が有効であった乳がんの症例報告
    田中 善(医療法人仁善会田中クリニック理事長)
    気体を”飲んで”健康をサポート
    「水素NanoGAS®︎水」による酸化ストレス軽減効果と一般的な利活用
    森下 理咲子(シンバイオシス株式会社研究員)
    悪玉菌と呼ばれる菌たちへ
    〜あなたは「犯人」なのですか?腸内生態系のふしぎ〜
    山本 千尋(シンバイオシス株式会社主任研究員)
    昼休憩(お弁当付き)
    企業紹介
    ランチタイムトークセッション
    「作る・食べる・笑顔になる ル・クッカーの魔法の時間」
    畠中 直美(チャレンジドLIFE代表)
    杉之原 千里(みいちゃんのお菓子工房代表)
    瀧 幸子 (一般社団法人こどもになる代表)
13:30〜 <午後の部>
    基調講演
    「発達障がいを見て・視て・観て・診て・そして〜」
    平山 哲(ひらやま さとる)先生
    地方独立行政法人大阪府立病院機構
    大阪母子医療センター
    子どものこころの診療科 副部長
    自閉スペクトラム症に対する新規糞便微生物移植法の
    有効性と安全性に関する臨床研究結果報告
    城谷 昌彦(ルークス芦屋クリニック 院長)
    パネルディスカッションと質疑応答
    今後の取り組みについて(会員より)
    閉会の挨拶 
    専務理事 城谷 昌彦(ルークス芦屋クリニック 院長)

※発表内容や順番の変更がある場合があります

腸内細菌叢移植の可能性

がん治療における腸内細菌叢移植の可能性

萬 憲彰
医療法人医新会よろずクリニック 院長

がん治療において免疫力の重要性が注目されています。しかし、がんの予防、初期、進行、末期の各段階によって、適用される治療法は多岐にわたります。その中でも、腸内細菌叢移植(FMT)は新たな治療法として期待されています。本発表では、がんの各段階における(免疫)治療の選択肢とともに、特に腸内細菌叢移植がどのようにがん治療に寄与するかについて、最新の研究結果を交えた見解を述べます。腸内環境の調整が免疫力向上に与える影響と、その臨床的意義を検討します。

腸内フローラ検査とがんの早期発見

腸内フローラ検査とがんの早期発見

清水 真
シンバイオシス株式会社 上席研究員

「腸活」が一般化し、菌に関する話題も日常的に耳にするようになりました。暗い検査室で細菌検査用の培地を作ったり、実習生のお世話をした日々を思い出すと、細菌や微生物のイメージが大きく変わったことを実感します。「クオラムセンシング」や「化学物質によるシグナル伝達プロセス」などの専門用語も一般に普及し、菌の能力や役割が再評価されています。腸内細菌は人の健康に欠かせない存在であり、彼らの共生を感謝し、その住環境を整えることが健康維持に繋がると考えます。暴飲暴食は、絶食絶水のもとなのです。フローラバランス検査の可能性についてお話しします。

乳がんの症例報告

腸内細菌叢移植が有効であった乳がんの症例報告

田中 善
医療法人仁善会田中クリニック 理事長

がん治療に腸内細菌叢移植を加えることにより、がんの発症予防、他のがん治療法の効果を高めること、がんの再発・転移の予防、QOL(生活の質)改善の可能性があります。腸内細菌叢移植により免疫、代謝機能を改善し、がん患者さんに有用な治療法の一つになることを目指しています。今回は、乳がんの患者さんに腸内細菌叢移植を使用した症例を提示します。

水素NanoGAS®基礎研究

気体を”飲んで”健康をサポート 「水素NanoGAS®︎水」による酸化ストレス軽減効果と一般的な利活用

森下 理咲子
シンバイオシス株式会社 研究員

水中での長期安定性が知られる1μm未満の微細な気泡“ナノバブル“は任意の気体を封入することが可能である。シンバイオシス(株)は特許を取得した製造法でより長期に安定するナノバブルNanoGAS®︎を開発し、バブルの中に抗酸化作用を有する水素を封入し、一般的に摂取が難しい気体を“飲める“形状へと進化させた。NanoGAS®︎基礎研究では、水素NanoGAS®︎水の飲水による酸化ストレス軽減効果に関して、これまで得られてきた結果も含め、一般的な利活用への可能性について報告する。

悪玉菌と呼ばれる菌たちへ

悪玉菌と呼ばれる菌たちへ〜あなたは「犯人」なのですか?腸内生態系のふしぎ〜

山本 千尋
シンバイオシス株式会社 主任研究員

ばいきんまんは悪だろうか?
アニメや映画にはしばしば悪役が登場する。彼らはたしかに主人公サイドに害をなし、時にはそれを楽しんでさえいる。けれど、現実はもうすこし複雑だ。私たちは物事の「悪なる側面」を見つけると、その存在自体を「悪なるもの」と混同してしまいがちだけれど、実際はそうとも言い切れない。悪玉菌と呼ばれる細菌たちは、私たちに何をしているのか?彼らはいついかなるときでも悪なのか?彼らはどうしてそこにいるのか?複雑な腸内生態系を読み解く足がかりに、悪玉菌と呼ばれる菌たちを簡単に紹介したい。

ランチタイムトークセッション

「作る・食べる・笑顔になる ル・クッカーの魔法の時間」

今回のトークセッションは、作る楽しみ、食べる楽しみ、そして広がる笑顔、子供たちのために活動されている3人の女性の想いや経験をお話しいただきます。

登壇者プロフィール

畠中 直美
一般社団法人チャレンジドLIFE 代表

3兄弟、12才(自閉・知的)、7才、4才の子育て真っ最中。キャリアコンサルタント、ダイバーシティコミュニケーターとして、企業・官公庁での研修講師、コンサルティングを全国で行う。また、我が子の障害をきっかけにチャレンジドLIFEを設立し「発達障がいの目線で、みんなの生きやすさを叶える。」を理念に活動。企業と企業、企業と学校をつなぐ様々なプロジェクトの立ち上げに関わるとともに、2024年1月~3月放送の日本テレビドラマ『厨房のありす』に取材協力という形で関わるなど、多岐に渡り活動中。

登壇者プロフィール

杉之原 千里
みいちゃんのお菓子工房 代表

滋賀県在住。3人の子を持つ5人家族の母(みいちゃんの母)現役会社員。フルタイムで勤務しながら「みいちゃんのお菓子工房」を2020年1月プレオープン。本業の傍ら、ケーキ屋のオーナーとして家族以外とコミュニケーションが取れないみいちゃんをサポート。小学生でパティシエとしてお店を任せ、新聞、テレビ、雑誌、ドキュメンタリーなど多くのメディアに紹介される。2023年3月、みいちゃんが義務教育を卒業したのを機にグランドオープン。
これまでの経験を活かし若者向けの社会貢献活動も行う。企業や大学、自治体、教育関係者への講演実績多数。2024年6月「みいちゃんのお菓子工房」を開放し、子供達の学びの場としてスイーツキッズラボ体験事業を開始。
著書 『みいちゃんのお菓子工房』 12歳のパティシエ誕生  ~子育てのアンラーニング~

登壇者プロフィール

瀧 幸子
一般社団法人こどもになる代表
児童発達支援・放課後等デイサービス ル・クッカー 責任者
1981年生まれ鳥取県米子市出身の高2、高1、小4の三児母。
生活困難家庭や障がいある人たちとかかわる中で、当たり前が当たり前じゃない光景を目の当たりにし、「保育は人」だと痛感。フリー保育士となる。行政と民間の二本柱で、「誰かを一人にしない」実践を続けている。ル・クロのあたらしいカタチの福祉がモデルケースとなるよう企業等へも実践を届ける。困難家庭への支援・相談対応。こども×企業を繋ぐ社会科見学等実施。レストランが舞台の福祉事業の中で、障害ある仲間とこどもたち・親御さんを応援。理念「誰かを一人にしない」一番不安な部分に寄り添うことを大切にしている。

基調講演

「発達障がいを見て・視て・観て・診て・そして〜」

平山 哲 先生
地方独立行政法人大阪府立病院機構代表
大阪母子医療センター子どものこころの診療科副部長
長年の臨床医としての経験に基づき、「子どもを直接みる、子どものあらわしているものをみる、よく子どもを観察し、そして診断、その後に何を子どもと保護者へ伝えるか」ということを、「子どもをみることの大きな意味合い」という観点からご講演いただきます。

特定臨床研究結果報告

自閉スペクトラム症に対する新規糞便微生物移植法の有効性と安全性に関する特定臨床研究結果報告

城谷 昌彦
ルークス芦屋クリニック 院長

ルークス芦屋クリニック 城谷昌彦2023年5月から始まった「自閉スペクトラム症(ASD)に対する新規糞便微生物移植法(FMT)の有効性と安全性に関する特定臨床研究」では、水素ナノバブル水を含む糞便微生物叢液(SHIN-1)を使用し、重度・中等度・正常域のASD児30名に適用した結果、重症度が統計的に有意に約30%低減した。特に重症域28名中19名(約68%)が軽症化し、安全で侵襲の少ない治療法として注目される。この新規FMT法は、ASD治療のみならず他疾患への応用も期待されている。

今後の取り組みについて

腸内細菌叢移植の可能性

麻植 ホルム正之(医療法人LAGOM ライフクリニック蓼科 理事長)

川井 勇一(医療法人悠亜会 かわい内科クリニック 理事長)

福沢 嘉孝(愛知医科大学理事・名誉教授)「FMTの有用性における今後の課題と展望」


懇親会

懇親会

学術大会終了後の懇親会は、どなたでもご参加いただけます。懇親会では、シンバイオシス株式会社による水素NanoGAS水試飲コーナーを設置します。水素NanoGAS水は、当研究会のFMT を支えている根幹の技術です。医療以外の様々な産業への応用の検証も進めています。昨年、NEDO (国立研究開発法人)の助成事業に採択され、水素NanoGAS水による開栓後の日本酒やワインの風味維持の可能性を検証しました。僅かな添加で、アルコール類やコーヒーなどの風味が変化する味比べコーナーを体験いただけます。ぜひ、私達のFMT法を支える水素NanoGAS水の可能性を体感してください。懇親会参加ご希望の方は、学術大会参加お申込みとは別にお申込みと参加費が必要です。

※登壇内容は確定次第、随時掲載いたします。

株式会社はっぴぃandプロジェクト様

親なき障がい者の未来をMAMORU『ゆいごん白書®』
障がいの子どもをもつ親御さんにとって一番の心配事は「自分たちがいなくなったら、この子はどうなるの?」。親なき『ゆいごん白書®』は、障がいのある人が周囲に理解され、支援を受けるための情報を、チェック形式で「シンプル・簡単・確実」に書き遺しておけるシートです。
https://yuigonhakusho.com/oyanaki.html

シンバイオシス株式会社

水素NanoGAS水
水素NanoGAS水は糞便微生物叢移植の根幹であり、医療以外にも応用が進んでいます。NEDO助成で日本酒やワインの風味維持を検証し、添加により風味が変わることもわかりました。学術大会当日はブースにて、予約制でご相談も可能です。事前予約はこちらから
https://sym-biosis.co.jp/

みいちゃんのお菓子工房

滋賀県にある5坪の小さなケーキ屋さん。パティシエ兼店長のみいちゃんは、恥ずかしがり屋さん。お客さまとお話はできませんが、ケーキを通じてコミュニケーションをとっています。当日は焼き菓子をご用意してます。大人気のフィナンシェ、工房サブレなどを販売します!
スタッフ一同でお待ちしております。
https://mi-okashi.com/

フレンチレストラン ル・クロ グループ

オーナーシェフの黒岩功が「障がいのある人もない人も、一緒に働ける環境を作りたい」という想いから、福祉事業所を開設。天満橋にある福祉事業所では、キャストと呼ばれる利用者さんが、料理の仕込みやデザート作り、接客など、幅広い仕事に携わっています。当日は焼き菓子(大人気の5種類の手作りクッキー)をご用意してます!
https://fooding.co.jp/

一般社団法人 日本先制臨床医学会

がん難民及び現時点で有効な標準治療が定まらない難病患者を救済するとの理念のもと、将来起こりやすい病気を疾患の発症前に予測・診断し、先制し介入するという予防医療の観点から、効果的な予防法・検査法・治療法を開拓し臨床研究することで、我が国の学術の発展及び国民の健康増進に寄与することを目的として活動しております。毎年学術大会を開催し、国内外に向けて最新情報をディスカッションする場所を提供しております。
https://jspcm.org/

株式会社玄米酵素

玄米酵素ハイ・ゲンキ
株式会社玄米酵素は、昭和46年の創業です。玄米・胚芽・表皮を麹菌で発酵させた玄米のサプリメント「玄米酵素」は、消化のよい健康補助食品で、北海道の自社工場で生産しております。製品から農薬は検出されておらず、食品添加物も使用しておりません。ご安心してお召し上がりください。
https://www.genmaikoso.co.jp/

大高酵素株式会社

伝統と信頼のブランド『大高酵素』
北海道生まれの大高酵素は、日本で最初に植物発酵エキスを創生したパイオニア企業です。
約100年間変わらない製法で植物発酵飲料を通じて、健康と美容に貢献できればと考えております。
当日、試飲も行っておりますのどうぞよろしくお願いいたします。
https://www.ohtakakohso.co.jp/

ライフウェルネス六命健康法

英国王室御用達 世界最高水準の自然療法「六命健康法®」 6つの生活法と2つの体質タイプ別の健康法。あなたに合った一生モノの健康習慣を身につけて、未病改善、病気予防、寝たきりにならず、健康寿命を延ばしませんか?生活習慣が健康のカギ!六命健康法®は、健康に生きることが日本の文化になることを目指しています。
https://jlwa.jp/

▼第7回学術大会 開催報告

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