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腸内細菌(叢)の移植とは

腸内フローラのバランスが私たちの健康や病気の発症に密接に関わっていることが広く知られるようになってきました。
そのバランスを整えるため、健常人の腸内細菌(叢)を移植するという治療法に期待が高まっています。ナノバブル技術を活用した、NanoGAS®‐FMTは、健常人ドナーの腸内細菌(叢)を、効果的に定着させることに成功しました。

腸内細菌(叢)の移植を ご希望の方へ

薬剤を使わない・内視鏡を使わない、負担の少ない移植法です。移植専用のドナーバンクで管理された安全な便を、独自の技術で精製しています。
受診から移植後のフォローまで、研修を受けた提携医療機関がお一人おひとりに合わせた移植計画を提案します。
腸内細菌の移植をご希望の⽅は、直接各医療機関にお問い合わせください。
(移植のできる医療機関⼀覧はこちら)

患者さんの声

提携医療機関にて腸内細菌(叢)の移植を行った患者さんの声をご紹介いたします。

自閉スペクトラム症(ASD)等の取り組み

私たちは、約15年前に新しい腸内細菌の移植法を開発し、それ以来、自由診療の下で、本法を用いて様々な患者さんに移植を行ってきました。
2018年からASDの取り組みを開始し、ASDの子供さん、お一人おひとりの状態に適合した移植計画を提案し、保護者の合意を得て移植を行っています。

よくあるご質問

腸内フローラとは何ですか?

腸内フローラとは、腸内に住む細菌たちの生態系です。腸内細菌たちの存在は、人間が健康に毎日を過ごすうえで欠かせないものであるということが研究で明らかになりつつあります。
生活習慣やストレスによって腸内フローラの多様性が失われたり、一般的なバランスからあまりにもかけ離れたバランスになってしまうと、様々な疾患を引き起こす可能性があります。
腸内フローラについて詳しくはこちら

腸内細菌(叢)の移植とは何ですか?

一度崩れてしまった腸内フローラをもとの状態に戻すのは簡単ではありません。崩れてしまった腸内細菌のバランスを整えるため、健康な人の腸内細菌(叢)を移植するという治療法に期待が高まっています。(学名:糞便微生物移植、FMT)
腸内細菌(叢)の移植について詳しくはこちら

世界で腸内細菌(叢)の移植の研究は進んでいますか?

腸内細菌(叢)の移植のもっとも古い歴史は、4世紀の中国だと言われています。欧米では、1958年の偽膜性腸炎に関する報告を皮切りに、研究が進んできました。
2014年には、アメリカの政府機関FDAが「クロストリジウム・ディフィシル感染症の多剤耐性時に、腸内細菌(叢)の移植が第一に選択すべき治療法である」と位置づけ、医学的にもその有効性が証明されつつあります。また、潰瘍性大腸炎やクローン病、過敏性腸症候群に対しても良好な成果が出ており、他の疾患の治療法としても研究が進んでいます。

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