インタビュー
自閉スペクトラム症に悩んでいた当時の状況
今回、腸内フローラ移植(FMT)を選択されたK様(男児)は、自閉スペクトラム症に伴うイライラや癇癪、便秘、アレルギーなどの諸症状をお持ちでした。また、強いこだわりや、想定外の出来事に対する不安からくる突発的な行動など、日常生活においてご家族が注視すべき課題が多く、約2年前の特に状況が重かった時期に本治療の検討を開始されました。
食事や生活習慣を見直し、腸内環境に注目した理由
ご家族は以前より健康管理への意識が高く、家庭での食事は添加物の少ないものを中心に構成されていました。水についてもアルカリイオン水を選択し、ジュース類を控えるなど、日頃から体調管理の基盤として「口にするもの」を重視されてきました。その一環として、腸内環境の状態が全身の健康に寄与するという視点から、今回の選択肢に至ったとのことです。
全6回の移植(FMT)行程を終えるまでのプロセス
2023年7月から8月にかけて、全6回の移植を実施されました。移植期間中およびその直後、ご家族はお子様の様子や発話の状況、排便頻度などの変化を詳細に観察し、記録されました。一方で、こだわりや特定の行動パターンについては継続して見られたことも、客観的な事実として記録されています。
移植を終え、自分に合った生活習慣を継続している現在の視点
現在は小学校6年生となり、形状・臭い・出しやすさ等の排便の状態をご家族で共有し、健康状態を確認するコミュニケーションが習慣化しています。季節の変わり目や卒業式といった環境の変化によるストレスが行動に影響を与える可能性を考慮し、水分摂取の徹底など、現在のご本人に合ったケアを継続されています。以前服用していた排便に関する薬は現在使用しておらず、生活習慣の調整を中心とした向き合い方を続けられています。







