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腸内フローラ移植臨床医インタビュー 田中先生「腸内フローラ移植への想い」

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2018.05.09

シンバイオシス研究所では、「微生物との共存共栄」をテーマに掲げ、主に腸内細菌(叢)の移植(腸内フローラ移植)の研究開発を行っています。
実際に患者様に移植を行うのは、「腸内フローラ移植臨床研究会」に所属する臨床医たちです。

今日は、「腸内細菌(叢)の移植が受けられる提携医療機関」のうち、研究会評議員でもある田中クリニックの田中 善院長へのインタビューをお届けします。

※文中で「清水式腸内フローラ移植」と呼ばれているものは、当研究所の方法による移植です。

(記事の一番下から、YouTube動画もご覧いただけます)

田中クリニック

私は長年、癌(がん)の免疫を研究、臨床、応用してまいりました。
癌治療には、腸管免疫が非常に大切だということは長年思っていましたが、うまく利用するということがなかなかできませんでした。

この度清水式腸内フローラ移植と出会い、私が長年思ってきた腸管免疫に有効に活用できるのではないかと思い、衝撃を受けました。

腸内細菌(叢)の移植についてどのようにお考えですか?

もちろん食事、栄養、生活環境の改善ということが一番大切です。
しかし、それでも難治性でなかなか症状や疾病が改善しない、あるいは治癒しないということは度々おこります。

その時に、腸内細菌(叢)の移植がひとつの重要な選択肢になり、根本的な病気の解決になるということを考えております。

研究会が推奨する移植のメソッドをお知りになってどう思われましたか?

各大学が行っている、炎症性腸疾患に対する臨床試験と比べて、清水式の腸内フローラ移植は格段に生着率が良く、生着の速度も極端に短いということに衝撃を受けました。

腸内細菌(叢)の移植について今後の可能性を教えてください

現在日本では、癌、生活習慣病、自己免疫疾患、精神疾患など、西洋医学の発達に伴いどんどん増加し続けています。従来の対処法ではなく、何か違った対策やアプローチをしなければならないということを常々考えておりました。

食事・栄養・生活環境の改善という、予防医学的なアプローチは病気を未然に防ぐという観点からとても大切です。しかし、すでに病気になった段階では、体内環境をできるだけ早くリセットすることが非常に大切になってきます。

その際に腸内細菌(叢)の移植は、癌、自己免疫疾患、精神疾患など様々な疾患に対する治療として、非常に有力な選択肢になると考えています。

研究会の今後の活動について教えてください

医療者だけではなく一般の人たちへ、この治療がひとつの選択肢になるのだということを広めていきたいと思います。

そのためには臨床研究、あるいは学会発表、論文作成はもちろんのこと、一般の方々向けのセミナーや講演会なども積極的に行っていきたいと思います。

田中クリニック(大阪府)への移植相談は、田中クリニックのウェブサイトからお願いいたします。

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