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腸内フローラ移植臨床医インタビュー 城谷先生「研究会設立への想い」

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2018.05.07

シンバイオシス研究所では、「微生物との共存共栄」をテーマに掲げ、主に腸内細菌(叢)の移植(腸内フローラ移植)の研究開発を行っています。
実際に患者様に移植を行うのは、「腸内フローラ移植臨床研究会」に所属する臨床医たちです。

今日は、「腸内細菌(叢)の移植が受けられる提携医療機関」のうち、研究会常務理事でもあるルークス芦屋クリニックの城谷昌彦院長へのインタビューをお届けします!

※文中で「清水式腸内フローラ移植」と呼ばれているものは、当研究所の方法による移植です。

(記事の一番下から、YouTube動画もご覧いただけます)

ルークス芦屋クリニック

腸内フローラに着目したきっかけ

ルークス芦屋クリニックでは、病気の根本治療を目指しています。
根本治療を目指すうえで、腸内環境を整えていくことが非常に重要だと考えています。

もともと私自身が腸の病気(潰瘍性大腸炎)をもっていて、腸内環境を整えることの大切さを身をもって知ったことがきっかけとなり、このクリニックを立ち上げました。

ある大学で腸内細菌(叢)の移植をやっているというのを聞き、実は私自身が移植を経験したことがあります。しかし残念ながら期待していたほどの効果がありませんでした。
継続して調べていると、より効果が期待できる方法で移植ができるという情報を聞き、俄然腸内フローラに注目をしだしたというのがきっかけです。

大学病院の移植との違いは?

まずは清水式の腸内細菌(叢)の移植は移植の方法が簡便であるということ。
患者様への負担が少なくなるので優位性があるのではないかと思います。
あと私自身の経験としては、移植後の身体の変化です。
大学病院で腸内細菌(叢)の移植を行った際には、移植後の体の変化が感じられませんでした。今回、清水式の移植を自分自身で受けさせていただいて、最初すぐにはわからなかったのですが、数日経過してからとても体の調子が良くなったのを体感できました。

そもそも腸内細菌(叢)の移植とは?

最初、移植の概念を聞いたとき「人の便を体に入れるなんて、突拍子もないことがあるのか。」と思いましたが、よくよく考えてみると、腸内フローラが果たす役割を調べれば調べるほど、有効な方法なんじゃないかと思ってきました。
むしろ、当院が目指している根本治療には欠かせない治療方法になってくるのではないかと思い、期待をもって注目するようになりました。

腸内細菌(叢)の移植に期待することは?

実は当院でも、腸内細菌(叢)の移植ができないかと思い色々と道具を揃えたりなどし、画策していました。しかし、移植に必要なドナー探しが一番ネックになり、断念した経緯があります。
清水式 腸内フローラ移植では、すでにドナーバンクが設立されています。ドナーバンクを活用していくことで、飛躍的にこの腸内フローラ移植というものが多くの患者様に恩恵をもたらすのではないかということを期待しています。

清水式腸内フローラ移植の効果実証

大学では、生理食塩水を使うのが基本的な移植の手技になっているのですが、清水式では特殊な菌液を使うということで、関心が高まりました。
これからは実際の生理食塩水と比べていかに効果があるのかということを、私たちが実際にデータで実証をし、エビデンスを出して行くことが非常に大事だと思っています。
腸内細菌(叢)の移植に対し、効果があるのは私自身が体感してわかっているし、必ず、注目される菌液になるであろうと確信しています。

研究会常務理事としての今後の活動

まずは多くの方に、腸内細菌(叢)の移植という選択肢があるのだということを知っていただきたいと思います。その上で、様々な治療を試したものの、なかなか良くならない難病で困っていらっしゃる方の手助けになれば幸いです。
理事として、この研究会を通して多くの方に知っていただけるように啓蒙活動に力を入れていきたいと思っています。

ルークス芦屋クリニック(兵庫県)への移植相談は、ルークス芦屋クリニックのウェブサイトからお願いいたします。

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